極道恋人【完】

伍 /王子様の届けもの



もう本当に有り得ない!


「うがぁーっ!」

「…頭大丈夫か?」



私が耐え切れずに叫ぶと天野さんは変な人を見るような目を向けてきた。




「もうっ!何なんですか!?早くピアス置いて帰ってくださいよ!」


私がそう言うと、天野さんはポケットに手を突っ込んだまま私を寂しそうな目で見つめた。





え?









「…お前さぁ、せっかく俺が直々に時間割いて忘れもの届けに来てやったのにさっきからその態度ってどうなん?」

「…。」

「…ほらよ、邪魔した。悪かったな。」

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