極道恋人【完】

壱 /イケメン店長


━━━…


こんなことがあって今に至る、っていう感じ。


「ユキちゃん?」

「…。」

「ユキ?」

「…。」

「…小雪っ!」

「は…はいぃっ!」



な…何!?

私は耳元で名前を呼ばれてビックリした。



声のするほうを振り向くと今まで見たこともない怖い顔をした茜がいた。




…ヤバイ。


直感的に私はそう思った。






「…ユキちゃん?緊張してると思うんやけど、うちの話聞いてもらってもええかな?」



…優しさが怖い。


笑顔なのに怖い。

この時私は黒い笑顔を生まれて初めて見た。

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