極道恋人【完】

七 /若頭再登場



カツン…




え?




カツン…




ふと、人の歩く音がした。


靴と床が当たる音。









カツン…カツン…



私はあんなに騒いでいたのに、何故かその足音だけは聞こえた。

聞こえたっていうか、頭の中に響いてきた。




カツン…カツン…



その音はどんどん近付いてくるのがわかった。


それと共に、なんでかわからないけど胸騒ぎがした。


胸騒ぎ…?


ううん…恐怖?


しいていえばホラー映画を見ているような臨場感。






カツン…



ヤバイ。


直感的にそう思った。

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