極道恋人【完】

捌 /怪しい男



そんな時だった。



「彼氏と喧嘩でもしたん?」


ビクッ


耳元で低い声がしたと思って声のする方を見ると、知らない男の人が笑ってたっていた。




…誰?




「こんばんは♪夜に女の子が一人で歩いてるなんて危ないで?」



私が固まってなにも言わないにも関わらずその人は私に話しかけ続けてきた。



ピリリリリ…


手の中の携帯が鳴る。


私はそれをぎゅっ…と握りしめた。



「今から家帰るん?」

「…っ。」

「一人危ないから俺送ってってあげようか?」



その人はそう言って私の前に周りこんできた。

0
  • しおりをはさむ
  • 2756
  • 385
/ 444ページ
このページを編集する