極道恋人【完】

弐 /運命の出会い



「失礼しま…」


私はVIPルームに入った瞬間、足を止めた。
























…そこには一人の男の人。




スラッとした長い足を組んでいて


黒の高そうなスーツ


腕には大きな時計


ソファの背もたれに腕をかけ


口にはタバコをくわえて


耳にピアス。












真っ黒な髪に


それと同じ漆黒の瞳。















…私を捕らえては離さなかった。


違う…。









私が離すことができなかった。

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