極道恋人【完】

捌 /「俺が守ってやる」



「てめぇ…っ!!」



そんな声がしたと思ったら、それと同時に私の上から男がいなくなっていた。


もしかして…


もしかして…







私は聞き覚えのあった声にすぐに起き上がって路地を出て光のあるほうへと走っていった。


足が勝手に動いていた。


無意識だった。














路地裏に出ると、さっきまで私を脅していた男が道路に倒れていた。


そして、あの眩しい光は車のヘッドライトだった。


その光を背にして立つ人は…













「あ…まの…さん…。」


天野さんだった。

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