極道恋人Ⅱ【完】

壱 /我慢の限界


そして、國光はピンと私の顔の目の前で人差し指を立てた。


「ひとつ。」

「え?」

「お前は俺に逆らえへん。」

「な…っ!何それ!」

「まぁ聞け。」

「う…。」


私は國光の睨みに反論できなかった。

…これじゃ本当に國光の言う通りだ。



「ふたつ。」


國光はまたそう言うと、指をもう一本増やした。


「俺らは付き合うてる。」

「…。」



…そーですね。



「みっつ。」



はいはい…なんですか?


もう私は面倒くさくなってきて大人しく言うことを聞いていた。


「俺は男や。」



はい、そーですね。

そして私は女です。














…って


「へ?」


私はあまりに話の繋がりがないので國光に聞き返した。



「やから無理、もう我慢できへん。」

「は?ちょっとどういうこと!?」

「…俺はお前のその何にも気付いてへんアホくささにもー付き合いきれへん。」

「またアホって言った!」

「…よぉ考えてみろや。お前ほんまにアホちゃうか?」

「はぁっ!?」



私はさっきから繰り広げられる國光のナゾナゾに惑わされていた。

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