極道恋人Ⅱ【完】

弐 /茜の隠し事



━━━…


「…ってなことがこの前会ったんだけどさぁー。」

「てか、あんた彼氏蹴るってどういうことよ…。」






今、私は恒例の行きつけのカフェで茜とお茶をしていた。



「だって!ひどくない!?」



私はこの前の出来事を一生懸命説明していた。


「まぁなー…けどほんまはどうなん?」

「え?」

「やから、太ったん?」

「…。」

「太ったんや…。」

「…はい。」




私はしゅんとして俯いた。


「…何キロ?」

「…2キロ。」

「1ヶ月で!?あんたにしては珍しいやん!」


茜は驚いて言った。


「…だって。」

「はいはい、幸せ太りってやつですかー?」


茜はニヤニヤ笑ってそう言ってきた。


「…もう!からかわないでよ!」

「あははっ!照れとるし!」

「…はぁ。こんなことしてる場合じゃないよ。頑張って痩せなきゃ國光に捨てられちゃう。」















「あれ?あんた天野さんのこと¨國光¨って呼んでたっけ?」

「…。」



あ…。


そうだった。


茜とは夏休みでずっと会ってなかったから付き合い始めて名前で呼んでるって知らないんだ。



「…付き合うときに名前で呼べって言われた。」


私は俯いて答えた。


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