極道恋人Ⅱ【完】

玖 /すべてが明らかに


「まぁ、多分気づいたんは小雪だけやと思うんでとりあえず全部説明させてもらいます。」


店長はそう言ってちゃんと座り直した。

そして、


「親父…すんませんが、あいつらも中に入れたってええですか?」

あいつら?


「…ええやろ。」

「ありがとうございやす。おい!桃、紫苑、入ってこい。」


え?


店長がそう言うと障子が開いて、気まずそうに桃さんと紫苑くんが部屋の中に入ってきた。


「紫苑くん!…桃さん!?」

私は部屋の外に紫苑くんがいることは知っていたが、まさか桃さんまでいるなんて思いもしなかった。

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