極道恋人Ⅱ【完】

壱 /一ヶ月記念日

「…ぷはっ!」


やっと國光の唇が離れた。


「…お前色気なさすぎ。」

「はぁ!?じゃあキスしなきゃい…ひゃあっ!」





國光の言葉に言い返しているといきなり耳に違和感を感じた。


ちゅ…



「ちょっと…っ!」




な…なな…な…


なんで耳舐めてんのよぉ~っ!



「やぁ…っ!」











カチッ



…っ!


私が必死に抵抗していると耳元で小さな音がした。


それと同時にちょっとだけ痛みを感じた。




「いた…?」


気がつけばもう國光は私から離れていた。



私は急いでさっき痛みが走ったほうの耳を触る。



コツン



あれ?



すると、耳たぶには今まで無かった感触があった。





これって…











「ピアス?」


私は耳についているピアスを触りながら國光に問い掛けた。

すると、國光は表情を変えることなく口を開いた。





「ほら…あっち向け。」

「え?あ、うん。」



私は素直に従った。






カチッ…



すると、また耳元でさっきと同じ小さな音がした。


どうやら國光がもう片方の耳にピアスをつけてくれたようだ。

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