極道恋人Ⅲ

壱 /プレゼント


「いやな、実はハニーに俺から渡したいものがあってな?」

「渡したいもの…ですか?」

「まだ俺はハニーが國光なんかの嫁になるのは大反対なんやけどな。」


まだ反対なんだ。


ダーリンはなんだかルンルンオーラを出して後ろを向きながら大きな風呂敷を出し始めた。


え、なにあれ?
明らかに高級感漂ってんだけど。


「せやけど、天野組次期組長の嫁に来てくれるんはハニーみたいな女がええなって思うねん



ダーリンはよくわからない矛盾したことを言いながら風呂敷の結び目をほどいていく。


なんだなんだ?



「…まさか。」

「え?」


私がダーリンの手元を見ていると、横にいる國光から声が聞こえた。

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