涙のあと 上 修正中

第5章

玲は、宣言通り泊まり、2人で寝る間も惜しむ位、一杯話した。


本当に楽しかった。次の日の午後に、先輩とデートなのーと言いながら帰って行った。


「今日学校は?」と聞いた私に、今日は土曜日だよと教えてくれた。



なんせ、ずっと休んでいるから曜日やら、日にちやらの感覚がなかったりする。


ずっと1人、家に篭っていた。ご飯は買い置きのカップで済ませる。外に出るには許可取りからしなくちゃいけないから、色々面倒くさくて止めたんだ。
遥が帰って来るまでだったし、元々引きこもり気質の私は、苦痛を感じることはなかった。


響さんから、電話が来た。「大丈夫か?」と、気遣ってくれる。


会いたい気持ちを抑えるのが辛かった。でも、近い内に会おうって言ってくれたのが、嬉しかった。


北城さんも電話をくれた。退院してから初めての電話だったから、なんで?と聞いたら、遠慮したと言われた。


「最中に、電話なんて無粋な真似出来ない。」


しれっと言われ、聞いたことを後悔した。


「暫く忙しくて電話出来ない。でも、何かあったら電話しろよ。」


そう言って電話を切った。

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