花火 【完】

乃亜の恋 /花火



ヒュ〜〜〜〜〜〜.....ドォーーーン







「あ!始まった!」



「おー!すげぇ」



夜空に舞う花火に思わず2人歩みを止めた。




次々上がり続ける色とりどりの花火


圧倒される程の音と花火に魅了される



「あっ!凄い!今のリボンのかたちだったよね⁉︎」



パッと魁斗をみるとすぐに絡む視線


.....花火じゃなくて私を見ていた?




魁斗の目元が凄く優しくなっていて


魁斗ってこんな表情もするんだって思った




なんか、それはまるで愛おしいものをみているような



そんな表情で.....




そうであってほしいと思った



魁斗の心が私をみていてくれたらいいって




繋いだ手が




絡み合う視線が




今感じているこの感情が



本当の恋人としてのものならいい



そうなりたい




そうしたい





伝えたい




自分の初めてのこの感情を





魁斗に聞いてほしい






心が決まった瞬間だった








私は魁斗を見つめたまま繋いだ手を離さずに



体を魁斗に向けた




手が震える





唇が震える





怖い






でも伝えたい






伝えたい








「魁斗...私、私ね....かい「♪〜〜♪〜〜♪〜〜」」








魁斗のスマホの着信音が鳴り響いた










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