砂時計 【完】+SS修正中

結婚生活

「あっ..あん...」

玄関に入るなり聞こえる女の喘ぎ声


腕時計を見れば10時過ぎ


大丈夫、約束の時間は過ぎている

物音を立てないように靴を脱いで自室に入り
鞄を置き、コートを脱いで、部屋着に着替える

「っ....っ....」

漏れる声にまだ部屋からは出てこないだろうと、静かに自室を出て脱衣所に移動し手を洗い、嗽をした

さて、どうしようかと迷いとりあえずメイクを落とそうと髪を束ねていれば


突然脱衣所のドアが開いて、鏡越しに彼と目があった


「あれ、帰ってたんだ、おかえり朱菜(しゅな)」

「ただいま、仁志(ひとし)さん」




優しい笑顔でおかえりと言われ

微笑んでただいまと言う



私の旦那様は今日も優しい








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