砂時計 【完】+SS修正中

婚約指輪

仁志さんと2人私の部屋へと移動した


パチンと電気を点けて部屋を覗いた仁志さんは

やはり驚きを隠せない様子だった


「....ははっ、俺本当に捨てられる予定だったんだね」


ベッド、そして旅行鞄を台にしたメイク道具の一式

クローゼットには1週間ローテーション出来る程度の洋服


私の持ってきた荷物は、これが全てだった


部屋の中に入り、メイク道具を床に置いて、旅行鞄の鍵を解除して開けると、クリアファイルに挟んで置いた私達の婚姻届がポツンと入っていた


提出なんて出来なかった

そもそも初めから提出するつもりはなかった


仁志さんの戸籍を汚すわけにはいかないから


まっさらな状態で美咲さんと正式な夫婦になるべきだと


そう思っていたから




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