砂時計 【完】+SS修正中

「お前知ってるか?朱菜の親父が縁談の話を持ちかけた時、あいつが何て言ったか」


「....いえ、」


「ずっとそういう相手を見つけようとしない朱菜を心配して、親父さんは誰かに会ってみないかと言ったんだ」


「そしたらあいつ、顔真っ赤にさせてお前がいい、と」


俺は真柴を指差した


「お前を選んだのは朱菜本人だ」


「......じゃあ初めから朱菜が望んだ事」



「その言葉に父親だけじゃない、母親も、あいつを愛する皆んなが喜んだよ...勿論俺もな....何故だと思う?」


俺の言葉に何かを必死に考える真柴に俺は思わず苦笑する


知るはずがない、朱菜が自ら口にする事はないのだから



「あいつが初めて自分から人を愛そうとしたからだ」




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