砂時計 【完】+SS修正中

婚姻届

キッチンで洗い物をしていると、玄関から物音が聞こえてきた


時計に目をやると飲み会にしては帰りが早い時刻だと、焦り出す心を落ち着かせながら手を拭いて玄関に向かった


「お帰りなさい...早かったっ!!」

私を見るなり勢いよく抱きついてきた仁志さんに声も出ない程に驚いた


「朱菜....ごめん、....ごめん、朱菜」

私をきつく抱きしめながら辛そうに、切なく私を呼ぶ仁志さんに目頭が熱くなる


「仁志さん.....ごめんなさい」


ずっと言いたくて言えなかった、ごめんなさい


口にすれば溢れる涙を止める事は出来なかった




0
  • しおりをはさむ
  • 1864
  • 30285
/ 264ページ
このページを編集する