寵愛の姫 Ⅰ【完】

恋愛 382ページ(完結) 53317字 更新日 2017/04/23 読者 524394人 公開 0 0




何時からだろう。

“私達”にこんなにも差が出来てしまったのは。




何時からだろう。

あなたが私の“物”に執着し、欲するようになったのは。




始まりは一緒だったはずなのに。

今はこんなにも遠い。



誰よりも近い存在で、尊い片割れだったのに。


一体、どこで間違えた?



私の持ち物は、今は全てが“あの子”の手の中。



物や友達。


親の愛情も。


そして、私の名前さえも。



私の手の中から、何もかもがぼろぼろと零れ落ちていく。



それならば一層、もう何も望まない。


そう、思っていた。




ーーーー思っていたのに……。




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