寵愛の姫 Ⅱ【完】

外出 /裏側―大雅side―






「暁、良いのか?」





倉庫から自分のマンションに戻って、ソファーに座りながら煙草を吹かす暁に俺は声を掛ける。





「何が?」


「莉茉ちゃんを叶に会わせる事がだよ。」




良いのかよ?



あんなに溺愛してる莉茉ちゃんを叶に会わせても。





「…あぁ。」




暁がテーブルの上の灰皿で煙草の火を揉み消した。




「通達が出た時点で、莉茉の存在は注目を集める。」


0
  • しおりをはさむ
  • 309
  • 4265
/ 440ページ
このページを編集する