寵愛の姫 Ⅱ【完】
外出 /証明ー暁sideー
「お願い?」
「うん、お願い。」
頷いた莉茉が手に持っていた物を、俺へと差し出した。
「……ピアッサー?」
「そう、暁にピアスの穴を開けて欲しいの。」
じっと俺を見上げる莉茉。
決意に満ちた瞳。
あらすじ
絶望と悲しみ。
その先の真実の愛。
惹かれていた人との離別の後に待っていたのは、運命の相手との出会いだった。寵愛の姫。第2章。
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