寵愛の姫 Ⅱ【完】







「莉茉、何かあったら直ぐに呼べよ?」


「うん、暁ありがとう。」


「あぁ。」






名残惜しそうに私の額に口付けた暁が、部屋から出て行くのを見送る。






「……莉茉、俺――。」




ドアが閉まった事を確認した叶くんが口を開いたけれど…。





ぷつりと、


続きの言葉を途切れさせた。

0
  • しおりをはさむ
  • 314
  • 4272
/ 440ページ
このページを編集する