魔王愛するわら子ちゃん

♢♢4.今の私たち


とまぁ、今に至るまでにかなり波乱があったわけだけど、あっという間に五年の月日が流れた。

あれから変わったことがたくさんある。




「代輝動さん竜胆さん。おはよう」

「おはよーわら子ちゃん」

「おはようございます」



情事を終えたあと広間に行けば、長テーブルに豪華な椅子、並べられた一級品ばかりのお洒落な朝食。

いつもの光景ではあるけど、そのいつもの光景の中で行動する私はこの五年の間で激的に成長した。



「「「いただきます」」」




例えば挨拶は欠かせないものになったし、ステーキやデザートのパンケーキなどを食べることがあったとき、ナイフとフォークを使うのがスムーズになり。



「ほんと、毎日思うけどあれから成長したよね。わら子ちゃん」

「素晴らしいですね」



こうして2人が褒めてくれるように、私は日に日に魔王邸に相応しくあるべき姿に近づいていっている。

もう一つは、あの"革命後"のこと。




目の手術に4日間家を空けていたのかと思っていたんだけど、実は3日で二代目の300人を集めていたらしい。

3日目に手術をし、4日目に帰宅。

3日で300人ということは一日で100人集めていたということになるけど、流石魔王だ。

魔王ならそれぐらい容易いことなんだろうと特に不思議はなかった。

もう一つすごい事と言えば、使用人全員が変わったことで前より魔王邸の雰囲気が良くなったのだ。

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