星降る夜の恋 【完】

第6章 /報告

『髪、切ったんだな。』

壊れ物を扱うかのような手で私の頭を優しく愛おしむように撫でる信


『よく似合ってる。おまえの髪キレイだな。』


私の髪の毛をひと掴みとり、さらさらと手のひらからこぼしていく


『キレイでさらさらしてるから後ろから見てもすぐにお前だって分かる。』


切ってしまったことを少し後悔しなくもないけど、信がキレイだって言ってくれるのなら私は一生この髪を守り通していくよ



「私と信の髪の毛ってオソロだよね。」


信の黒髪を見上げてふっと笑う私


『ああ。真っ黒だな。』

そう言って信もとても柔らかく微笑む


些細なことがすごく嬉しい・・・

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