星降る夜の恋 【完】

第2章 /始まり

「あの、じゃあ、とりあえずもう帰ってもいいですか?」

私は勇気を振り絞って聞いたみた


『だめだ。』

一言無愛想に言う信


勝手に連れて来られたあげく帰らせてもらえないってありなの?!


文句でも言ってやろうと声を出した

「信先輩…『信でいい。』」

いとも簡単に遮られる


「信さん・・・」

『だから信って呼べ。』

今度は命令形

先輩を呼び捨てにするなんて本当は嫌なんだけどこのままでは一生帰れない気がするから頑張ってみる


「し、ん、、、帰ってもいいですか?」


『敬語もいらない。』

やっぱり・・・そうなるよね

だと思った


「信、もう帰ってもいい?」


半ば、ヤケクソ気味に言ってみた

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