Secret Love〜意地悪な佐野くんの本当の気持ち〜

第10章 意地悪で優しい佐野くんが好き。





7月中旬に入り、季節は本格的な夏を迎えようとしている。




もう少しで夏休みだというのに私の気分は憂鬱……………






結局、テストはギリギリ赤点を免れた。


だけど心はずっともやもやしていて、今日の天気とはまるで対照的な曇り空。







あの夜、私は佐野くんにキスをされた。


普通なら好きな人にキスをされるのは嬉しいはずなのに、私は涙が止まらなかった。






胸がぎゅって締め付けられているみたいに苦しかった。





好きな人がいるって言ってたくせに………


もし私のことをからかってるなら、最低な冗談だよ。







佐野くんがどんなつもりで私にキスをしたのか、全く意味が分からない。



例え、私のことが好きでしたんだとしたら………ごめん、じゃなくて他に何か言って欲しかった。





初めてのキスは、佐野くんと両想いでしたかった。





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