Secret Love〜意地悪な佐野くんの本当の気持ち〜

第4章 揺れ動く気持ち





「ねぇ、ゆうひ見て‼︎ モルモットいるよ‼︎」


「わぁ〜かわいい、あっ‼︎ こっちにうさぎもいるよっ」


「本当だ、かわいい‼︎ 写真撮っちゃお〜」


「私も〜」





あ…………




そうだった………




スマホ、ホテルの部屋に忘れて来たんだった………





修学旅行3日目、私たちの班は動植物園に来ている。




私だって可愛い動物や、綺麗なお花の写真撮りたいのに………



「はぁ………」


「お前、昨日から写真に縁ないよな」


鼻で笑って、私の横を通り過ぎて行く佐野くん。


その後ろ姿を軽く睨んでいると……



「ねぇ、ゆうひ………昨日ごめん」



「えっ、何が?」



突然菜月に謝られ、昨日あったことを思い返すけど


心当たりは全くない。




「私が余計なこと言っちゃったから………」



話を聞くと、菜月は昨日百合子ちゃんに告白の話題を振ってしまったことに謝っているらしい。




「なんで菜月が謝るの?」


「だって、佐野を呼び出さなきゃいけなくなっちゃったし、それに………」




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