Secret Love〜意地悪な佐野くんの本当の気持ち〜

第5章 隠すと決めた恋心






「ゆうひ、もうそろ飛ぶよっ」



「うんっ、今日は絶対に寝ない‼︎」




帰りの飛行機は窓側の席だし、行きで寝ちゃった分今日はちゃんと起きてるんだっ‼︎



そう改めて意気込んだところで離陸する飛行機。



うっ……………




あれ?




行きより平気だ、そんなに怖くないっ‼︎



「ゆうひ大丈夫?」


「うん、なんか今日は大丈夫かも」



どんどん地面から遠ざかって行く景色を眺めていると、修学旅行がもうすぐ終わってしまうことを改めて実感する。



「………楽しかったな〜」


「ねっ、今年はゆうひと一緒で本当に良かった」


「私もっ‼︎ 本当に良かった‼︎」


「美久ちゃんと百合子ちゃんとも仲良くなれたし」



確かにほとんど話したことのなかった2人だけど、この4日間で凄く仲良くなれた気がする。



まだ百合子ちゃんに対しては少し複雑な気持ちもあるけれど、これからもずっと仲良く出来たらいいな、なんて。




そんな思いに浸っていると、私はあることを思い出す。



そういえば昨日の、なんだったんだろう………




私はカバンの中からこっそりと、佐野くんからもらった小箱を取り出した。




0
  • しおりをはさむ
  • 14
  • 5
/ 263ページ
このページを編集する