魔法ノ花Ⅰ【完】

★1年Aクラスの1学期 /何が起きたか、







「わあーーーーーーっ!!」




やばいやばいやばい!




ニュース・Sをごらんのみなさん、おはようございます。



今日ははれて、絶好のピクニック日和に――――



「あああああああ!」



急に絶叫してしまってごめんなさい!でも時間がないんです!ということで急きょニュース・Sは中断し、連続ドラマ、「セミの産声」を放送します!





「ち、遅刻ぅうううううぅう!!」




ガラッ




「社長出勤とはご立派になりましたねミスルイーズ」




う、うわあ。


教師ヤーナの顔が……こえぇ!



負のオーラが見えるんですけど!


そのオーラは何!?黒魔法のオーラか!?あんたは光の学校セレステラの教師だったはずだろうが!




「す、すみません先生……」



泣きたい。すごく泣きたい。


どうして今日はこんなことになってしまったんだろう。



いや、理由ははっきりしてる。




朝、やっぱりあの人たちの顔を見たくなくて、あの人たちが登校するまで待ってたんだ。



千早が呼んでも部屋にこもって、ドアがちょっとだけ開いてできた隙間から目をのぞかせて様子をうかがって。



一回サルコジくんと目があって逃げられて。



今思えばどうして逃げられたんだろう。あたしはドアの隙間から目だけのぞかせて見てただけだったのに。それにサルコジくんちょっとだけ牙をむいてたような気もするし。



ふ、不思議だ。






とにかく、千早がギリギリまであたしを待ってたせいであたしは登校がおくれた。





と、いう経緯があった。




「ミスルイーズ。これで遅刻は二回目ですよ。ちゃんとセレステラ生としての自覚を持ち勉学に励み」


「あー、はいはい!わっかりましたぁー!セーラ・ルイーズ、以後誠心誠意学業に励み、今後必ず遅刻のないように努めます!」



「……………席に座ってよろしい」




ふう。



沈黙が長かったような気がするけどなんとかなった。




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