魔法ノ花Ⅰ【完】

★1年Aクラスの1学期 /騒音ホスピタル










「ねえ、マジでこのメンバーで行くの?」



「なにが不満なんだよ」



「いやいや、おかしいでしょ。クラスメイトのあたしと千早はいいとして、まずコイツ……」



「なんやおまえ!指差すな!」



「だってあんたあの場にいなかったじゃん」



「しゃーないやろ!昇降口向かおうと思ったら階段見つけちまったんやから!!」



「は!?意味不明なんですけど!」



「湊はね、階段見つけちゃうと上りたくなっちゃうの」


「……いや、それでも意味不明なんですけど。というかそれ以上に謎が深まったんですけど」



「まあまあ2人とも。これから病院の中に入るんだから、静かにね」



「…はーい」


「チッ」


「舌打ちってなんだ!なんか文句あんのか!?」


「あーあーあーあー。なんで俺様の休日をコイツと一緒にすごさなあかんの?」


「じゃあ雅也と水樹くんと一緒にお留守番してればよかったじゃん!」









あの事件から、3日。



ユーリは水国立水嶋病院に入院し、やっと意識を回復したらしい。



そこで、今日はユーリのお見舞いに来たん…だけど。







このメンバー…何?




左から、千早、あたし、湊、ルイ、美咲さん。






セーラinワンダーランド。



どうしよう。この病院が不思議の国と化してしまう。






「アホか。留守番って暇やないか」


「……」



じゃあ文句言うなよ。矛盾しすぎだろ。







そう、雅也と水樹くんはお留守番。



雅也には昨日仕返しと称した罰ゲームとして、ユーリのために折鶴を千枚折らせた。




ということで、雅也は今日過労のため留守番。




ちなみに、その千羽鶴はちゃんと今日持ってきている。




「…あれ、そういえば水樹くんはどうして留守番なの?」




「あー、なんか水樹、神田先生に決闘挑みにいったらしいよ。どうせオハゲビームで返り討ちになっちゃうのにね」




「……」






どうしようもないな。








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