魔法ノ花Ⅰ【完】

★1年Aクラスの1学期 /水ノ国ノ王室ニテ





Side.A(Attendant――――側近)










―――――黄金に輝く満月の夜。




とはいえ、月が嫌いな此処の主君は大きなカーテンで窓全体を覆っていて、その月は見えない。





そして。

今夜もこの場所、水の国の王室には、かわらず重い空気が流れる。




最早慣れてしまえばこの空気の重さにも気にならない。だから別に気になることではない。



繰り返すが、いつものことなのだから。





そしてこの空間の空気を重くする張本人――――私が仕える主君は、かわらず玉座に座る。
















水の神。




水嶋海里様だ。













見た目はお若い。若い青年に見えるくらいの若さである。



しかし城内の噂では、神として、1000年を越えて生きているというものもある。




兎に角一言で言い表すなら、綺麗なお方、とでも言おうか。



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