魔法ノ花Ⅱ【完】

★1年Aクラスの2学期 /セーラの秘密、序章






「…………」



う、わ。


どうすればいいの、これ。




くしゃみが出そうになるのを必死に抑える。





どうしようどうしよう、これは。



鼻をぎゅっとつままないと、くしゃみを抑えられないくらいのコショウ。



やっぱり入れすぎたんだよね。




くそ。何が適量だ。

適量じゃ、分かんないっつの。



犬もアルマジロも。






まあ“その辺”に関しては、犬アルの方があたしよりも上かもしれないけど。






はは。あたしの実力に乾杯。




どーしよっかな、これ。もう捨てるしかないよね。きっと味濃いよね。アインシュタインもびっくりだよね。彼の、舌を「べー」してる写真の舌にこのソースを塗ったら眉毛の形変わるかも。写真だけど変わっちゃうかもしれないこのあたしの才能。感服だあたしも。








さて。本題はこのソース君。



もったいないけど……これを千早に出すにはいかないな。



今日は千早の誕生日。もっといいのを作ってあげなきゃ。




ていうかソースって生ごみに捨てるの?シンクに流すの?


なんか微妙なところだよね。




間を取れればいいのに。





ま、誰か帰ってくる前に片付けちゃおう………と、目論んだ、そのときだった。




がちゃ。


戸の音がした。





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