魔法ノ花Ⅱ【完】

★1年Aクラスの2学期 /それぞれの思惑

















―――――カー、カー。



朝っぱらから鳥が野太い声でさえずっている。





「――――――三学期の最初には学校祭がありますそれに向けての準備も早いものはもう始まっていきます」




ふぁ、とあくびして一息。


月の日特有のなんとも言えないだらけ感が漂いあたしはその流れに全く逆らわず従う中、なんだか愉快そうな響きの言葉が聞こえてきた。





………学校祭。学校祭。学校祭、だって。



学校のお祭りかあ。うん、そうだよね。学校には、やっぱり何かしらそういう催しがあるよね。お決まりっていうか。ないほうが逆に珍しいっていうか。



学校祭かあ。ふーん。学校祭ね。学校祭。





その言葉を噛みしめ、口の中で転がす。







―――――そしてこの学校にも例外なく、その愉快そうな響きの催しは存在する。




ま、ここセレステラは隔年開催、2年に1回で毎年はないお祭りだそうだけどね。



毎年じゃない分、余計にその力の入れ具合は相当じゃないって、前に言ってたしね。美咲さんが。



で、今年はその学校祭があるってわけだ。



あたしも楽しみじゃないかっていうと、嘘になっちゃうかな。はは。



何せスクールフェスティバルなんて初めてだし。








「―――――がしかし」





(δωδ)?




『がしかし』だと?


『ガシガシ』じゃないよね。何の効果音かと思うよ。タワシで掃除を始めたかと思ったよヤーナさん。




………が、しかし。



なんか嫌な予感を思わせる響きじゃないですか?




「その前に2週間後には中間試験があります」







いろんな波紋があった土の日、その週明けの月の日。



何やらな何かが、また動きはじめる気配。





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