魔法ノ花Ⅱ【完】





「………そんなの関係ねーよ」


うん関係ないよ。だから何?この世界は無関係の上にあるのは分かってる。この前嫌というほど教わった。



でもそれは、あたしには必要がない知識事項。


だってこのあたしが、その“無関係”殿下に何の抵抗もせず、その上にどかっとあぐらかいて座ってるだけなわけないでしょう。




あたしは、抵抗なく引き下がることだけは、しないんだから。



世界に誤魔化される者は、それは無関心な人。



無関心な人は、何か大きなものに誤魔化される。




あたしは世界に誤魔化されるのは、嫌だから。




自分の世界を作るのは、自分。




「無関係だってことは、わかってるよ」

「じゃあもう、」

「でも、君のそんな顔見たら放っとけないよ」




少年Aの言葉尻に被せるように言葉を吐いた。



彼の表情はもう“うざったい”の極みだ。




上等。







それでも――――そんな泣きそうな顔で、今日の月見上げてたら。




話しかけちゃうよねぇ。





0
  • しおりをはさむ
  • 1336
  • 4375
/ 466ページ
このページを編集する