魔法ノ花Ⅱ【完】

★1年Aクラスの2学期 /The Game with Last Boss 










「ふー」



ああ、肩こった。



行き当たりばったりで色々取り繕うのも疲れるね。




しかも1対6のハンデ戦だったし。




まあ、あたしが勝ったからよしとしよう。



6人の戦士たちを見事サヨナラさせたんだからあたしの勝ちだ。






さすがセーラ。よくやったよセーラ。






―――――で。






「なんで、ルイくんは帰らないのかな」




ずっと、壁にもたれて無言で窓の外を見る、彼。


さっき。みんなから尋問の嵐がひどかった中で、最後まで一言も発しなかったのはコイツ一人だった。




ね、瑠依。




ずっと、動こうとしないで外ばかり見やがって。



そんなに月が好きだったのか?初耳だ。





窓からは、三日月がのぞく。



今にも沈んでしまいそうだ。





三日月、小さいけどきれい。




きれいだなあ、本当に。





そしてそれを眺める瑠依の横顔も、すごくきれいだった。






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