魔法ノ花Ⅱ【完】






ジー、ジー。



セミが鳴いてる。


……いいよな、夏。



俺は夏が好きだ。



「えー?水樹クン、夏って子が好きだったのー?」


「ちげえよ!」


誰だよ夏って。聞いたことねえよ。



と。千早が口を開いた。




「……海行こう、海」


「却下ー。暑い」


「山行こう、山」


「却下ー。更に暑い」


「北極行こう、北極」


「却下ー。大陸がない」


「エベレスト!」


「却下ー。めんどーい」




雅也がテンポよく千早の案を却下していく。


つか結局めんどいだけじゃねえか。最初から分かってたけど。



「じゃあ暇じゃん!」


「1人で遊んでこーい」


「もう夏休み始まって10日もたつのに!何もしてない!」


「ひとりで海行ってこーい」


「美咲ー!何とかしてよ!」


「湊とゲームでもしたら?マリアカート」


「湊のマリア強いから無理!」




ちなみに今湊はテレビでマリアカートをしている。



あ、なんか今テレビの中で大爆発した。湊の前の車が宙返りした。それに湊も巻き込まれた。3回回った。




「せやな。最強やからな俺は」




でも今やられてたよな?





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