魔法ノ花Ⅱ【完】

★1年Aクラスの2学期 /人ごみの中の路地裏





「―――――で。おまえこそここで何しとったん?まさかおまえが闇の魔法の発生源やないやろな」



うっさいな。早くどっかに行ってくれ。



湊も水樹くんも雅也も今は邪魔だ。特に雅也。



ま、邪魔なのはいつもだけど。



……だいたいさ。



「あたしが闇の魔法使うなら湊たちなんかに気付かれないように使うからあたしじゃないよ」


「おい」


「怪しいわ、限りなく怪しいわおまえ」


「なんでそこであたしをそんなに疑うんだ!あたしが闇だと思うならなんであたしをセレステラにいさせ続けてるんだ!退学にもしないで!」


「別に湊も本気でキミを疑っちゃいないよー」


「………」



どうしよ。あたし雅也を意識しすぎだ。



意識しすぎて、雅也が喋ると黙ってしまう。




「………」



雅也が変なものを見る目であたしを見てきた。


いや、その目はいつもだけどね。いつもそんな目で見るから別にそれはこの場で特に言わなきゃいけないことじゃなかったけどね。




「……あたしは、ただぶらぶらしてただけ」



「ひとりでー?さみしく?」



「………なんだよ」




なんだよ雅也。ニヤニヤすんな。



「誰かと一緒だったでしょ」


「ひとりだったんですけど」


「えー?そんな感じしないなー」


「どんな感じだよ」



なんでそんなにこにこ笑ってるんだコイツは。




何が言いたい。




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