魔法ノ花Ⅱ【完】

★1年Aクラスの2学期 /決めた。




踏み越える。



踏み越えた。




「―――わっ!セーラちゃん何やってるの!?」


「踏み越えた踏み越えた踏み越えた踏み越えた踏み越えた踏み越えた踏み越えた踏み越えた踏み越えた踏み越えた踏み越えた踏み越えた踏み越えた踏み越えた踏み越えた踏み越えた踏み越えた踏み越えた踏み越えた踏み越えた踏み越えた踏み越えた踏み越えた踏み越えた踏み越えた踏み越えた」


「の、ノート真っ黒だよ?」


「ていうかセーラちゃんがノートを持ってきてるの初めて見ました」


「確かに」


「踏み越えた踏み越えた踏み越えた踏み越えた踏み越えた踏み越えた踏み越えた踏み越えた踏み越えた……」



「……セーラちゃんはどうしたのですか?」


「さぁ。あたしもあんまり知らないんだー」


「……セーラちゃん、もうすぐ学校祭の話し合い始まりますよ」


「メイド喫茶でいい」


「セーラちゃんがやるつもりですか」


「踏み越えた踏み越えた踏み越えた踏み越えた踏み越えた」


「何のエンドレスですかこれ」


「踏み、越えたんだ、あたし」



踏み越えとる。



湊がそう言った。




踏み越えたつもりなんて、全然なかったのに。



湊に言われたら、ああ、確かにそうだと、思った。




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