魔法ノ花Ⅱ【完】

★1年Aクラスの2学期 /謎解きは帰る前に






「ちーはーやー」



放課後、1年Aクラスの教室に戻ると、そこにいたのは千早ひとりだった。




「セーラちゃん!どこにいたの!」



「屋上にいました」



「何してたの!」



「9割方サボり」



「……セーラちゃん」




「ははは、もうちょっと真面目にならなきゃなー」




だからAクラス脱落の危機が迫ってるんだ。



ま、そんなこと絶対にさせないけど。神田さんに殴り込みにでも何でも行ってやる。




でもとにかく今やらなければならないのはあれだ。





みかりん★雅也!仲良しこよし大作戦!




「あ、千早、もしかして待っててくれたの?」



「うん、ちょっとね」



「ごめん。帰ろっか」




かばんに教科書詰めて、と。




"踏み越えた"と、呪いのように書きまくったノートも一緒に詰め込んだ。





このノートは後程お陀仏決定である。




………あ、いや、もったいない。





そのページだけ破って捨てよう。





それでいいや。






「千早」



「何?」



「ちょっと千早に聞きたいことがあったんだけど」






もう手かせも足かせもないあたしは、止まりなんかしない。




逆に攻めこまれたらそのときだ。





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