魔法ノ花Ⅱ【完】

★1年Aクラスの2学期 /Chihaya's Birthday!!







―――――土の日。





「………はあ」


「何ため息ついてんねん。この湊様がとなりにいらっしゃるというのに」


「俺っちだっているのにねー。心外だわー」


はあー


「よし首絞めてほしいんやな分かった」




……なぜだ。なぜコイツらがあたしの部屋にいる。派遣したのは誰だ。ルイか。実は裏番長の美咲さんか。責任者誰だ呼んでこい。


あとさも当たり前のようにあたしのベッドに座らないでほしいのだが。


いや、確かにもとを辿ればあんたたちの物かもしれないけどさ。



それと、あんたたちのそのにやにや顔やめろ。


絶対何かあると顔で語りかけて来ますよね、そのニヤツキ。



「ニヤついとらんしー。なあ雅也」


「なーんにも企んでないよねー」



あ、うん企むとか企んでないとか自分で言っちゃいましたね。



そして案の定、2人―――雅也と湊は、その企みとやらを話しはじめた。




「ねー湊今日はどこに行くー?」


「せやなぁ雅也。今日は出掛けるために来たんやから、どっかいかなかんなぁ」



ハイ読めた!一瞬にして読めた!



こんなに晴れた土曜日にコイツらふたりがいきなりあたしの部屋(仮)に入り込んできておまけにベッドに座ってるという構図の理由の概要が。


ルイーズさんには一瞬で読めてしまったよ。






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