魔法ノ花Ⅴ【完】

★3年Aクラスの1学期 /催花雨と霽月








―――――次の日。




セレステラ魔法学校、校門。


そこに続く道には、いつの間にか、桜が舞っている。





ひらり、ひらりと。




……しばらく見ないうちに。


なんだかあたしだけ違う時空に飛ばされてたみたいだ。




何だか、あの暗い場所から、この明るい場所にいきなり放り出されるのは、変な感じだ。



……もう、2年が終わってしまった。




あたしの2年間は、もう、終わってしまったんだなぁ。



今日からは、もう、3年目。




あたしも、ピッカピカの、3年生だ。




「おっ!引っかかった引っかかりよったあの1年!バナナの皮に!」


「わーいすべったー」





ピカピカの……




「あの新1年幸先悪いな。マジドンマイやな」


「何言ってんのー俺たちがやっといてー」


「そーいう雅也笑顔弾けすぎや」


「えー?そんなことないなーい」




ぴかぴ……




「やっぱそうこなくちゃいかんよな。2年前にバナナ仕掛けた時なんかいきなりマウンテンゴリラ現れやがって」


「そうそう本当よー。まさか自分のペット繰り出してくるなんて」


「あ、でもあんときも結局無様に転びやがったなぁ~」


「そーそ。ちょー恥ずかしかった。めっちゃ恥ずかしかった。もーバカ恥ずかしかった。これからの人生を生きていくのが躊躇われるほと恥ずかしかっ……」








あたしのピカピカの3年生返してください。





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