魔法ノ花Ⅴ【完】

★3年Aクラスの1学期 /櫛風沐雨と孤城落月





美咲さんの両親の圧力も消え。



風華の脅威もなくなり。





やっと、いつもの学校生活が、始まる。





ゴーン、ゴーン……





「鐘が鳴った……うわぁ死んだ、授業だ……」




思えばこの小説に鐘が鳴るのは久しぶりなのではないだろうか。



マジで授業のシーンないからね。


いや、受けてるんだよ?




……いやいや、少なくとも席には座ってるんだよ?




なのに、あたしがまるで授業全く受けてないみたいなイメージつけやがって。



あたしだってなぁ!実は真面目に授業受けてるかもしれないじゃんか!!その可能性だってまだあるんだぞ!





……はぁ。


どうやら信じていないねそこのあなた。君どうせ未確認飛行物体がいるって信じない派でしょ。でも未確認思考物体がここにいるとは信じる派なんでしょ。君の頭は読めてんぜ。



あたしに解けない謎はない!見た目は納豆、頭脳も納豆、その名も!名探偵納と……あ、ここは納豆じゃない納豆じゃない。その名もセーラルイーズ!




そう。最近湊たちがあたしのこと納豆って言うの、いちいち突っかかってんたんが、気付いたのだよ。



納豆呼ばわりされる。




むしろこれは何と光栄なことか!!



あたしはそのニックネームを歓迎すべきであったのだ。今までも、これからも。




これからはあたしと納豆、コンビを組んで世界を蹂躙しようではないか!!





まずは今日の夜は納豆スープを……



ガラッ





「おはようございます」





あー……そうだ。そういえばさっき鐘が鳴ったことをすっかり忘れていた。


授業である。

そう、授業である。



そしてあたしは行儀よろしく座っているのである。





……さてさて紹介しよう。



実は今まで授業を真面目に受けてきたあたしがちゃんと説明してやろう。




この人は、新しい魔法地理の先生。




「ハジメマシテースリジャヤワルダナプラコッテー」





またキャラ濃そうなのが来たぁああああ……



それがあたしのこの授業が始まった時の最初の感想である。





ヤーナさんがいなくなってちょっとは授業が聞きやすくなったかなって思ったでしょ?




思ったよね?


あたしも思った。そう、信じていた。




それを見事に裏切ってくれる采配をしたのはどこの神田だぁああああ!!!






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