魔法ノ花Ⅷ




* * *







ずっと、考えていたことがある。








……私の考えた作戦は、きっとうまくいくだろう。







作戦は柔軟に考えた。



道がそれたときのために、いくつも練りに練って、何度も何度も打ち合わせを重ねて。






予想外のことが起こっても、ここまで念入りならば。










協力者だって有能ぞろいだ。











―――――何年も何年も、ずっと考えてきた計画は、きっとうまくいくだろう。








このまま、私に揺らぎがなければ。




















『生きるために、捨てられるもんがあるなら極限まで捨てろ。それでも捨てられねえなら捨てるな。ただし捨てられねえなら、ひとりで抱えるんじゃねえ。巻き込んでもいい奴がいるならソイツを問答無用で巻き込んで、必死に足掻けるだけ足掻くんだよ』


















……怖いなあ。怖すぎるでしょ。





そんな無責任な言葉はやめておくれよ。













揺らいでしまう。





揺らいではいけないのに。







こんなにも簡単に。




































































……でも、それはいけないことだ。




「色んなものを犠牲にしてきたんだよ」






色んな人の生き方を変えてきた。




色んな人の自由を奪い、不幸にして、命を奪ってしまった人もいる。











……無理だよ。






いまさら私がどう思考しようと、私の道は、私の意思では曲げられない。









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