魔法ノ花Ⅷ

きいろ /サンダーソニア〔charm〕




Side.C



「失礼しまー……ってうわあ!」


「どうしたの千早」



あたしと美咲は、食後にアイリーンのお部屋に呼び出された。


呼び出されてそして、……今、ちょっと見ちゃいけないものが。



「どうしたの?入って大丈夫よ」


「………」


「………」




び、美人。圧倒的美人。


最初の一言はそれに限る。



でも……思ってたのと違う!!




「うふふ。どう?似合うかな?」


「似合います!!」



思わず即答してしまったけども。


けども……




「あの……アイリーン、だよね……?」




あたしがそう尋ねてしまったのも無理ないと思う。


だって。……見た目が。




「そうよ。見とれてくれてありがとう」



キラキラと笑顔を振りまく彼女は、どう見ても今までのアイリーンなんかじゃない。



……背が、高い。




「かわいい」から「きれい」に変わってる。


胸も、ぺったんこじゃない。



もう子どもなんて言えない。


10歳未満くらいの見た目のアイリーンは、もういない。



「さあ千早、美咲、入って」



ニコニコ笑う……おそらく、18歳くらいの見た目のアイリーンが、あたしと美咲の手を有無を言わさず引いて、部屋の中に引き込んだ。



0
  • しおりをはさむ
  • 5449
  • 4366
/ 572ページ
このページを編集する