魔法ノ花Ⅷ

no title /レインと




* * *




Side.M




「俺たちの勝機はどれだけ戦わずに行けるかにかかってる」




久しぶりだった。こうして、全員と顔を突き合わせるのは。


俺は瑠菜のところで教えてもらってたけど、美咲は結界術の長けた雛さんのところ、雅也は情報収集、ルイや湊は意外にも竜崎零のところだったから。



久しぶりに、いつものマンションの部屋で、いつもみたいにごはんを食べながら話す。



それが日常だったはずなのに、今となっては何だか目新しいもにも思える。何か不思議だ。



あと、みんなちょっと真面目な顔つきになってるのも不思議だ。



「ハァ。こんなに特訓して結局戦わねえのかよ」




水樹がため息をつく。


でも、反論ではなかった。




水樹も分かってたんだ。いや水樹だからこそ分かっていたのかもしれない。




――――無暗に戦っていたら、俺たちに勝ち目はない。



相手は神の力を持っている奴が、セーラを含めて5人もいる。普通に戦って勝ち目なんてない。



そしてセーラ側には少なくとも8人。対して俺たちは7人だ。




ルナたちカミサマがいてくれれば心強いけど、ルナが俺たちと一緒に来てくれるかどうかは教えてもらってない。



本当にもしも7人しかいないのなら、普通に戦うには、付け焼刃じゃ勝ち目がなさすぎる。




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