まもめし。-私は、魔物様のご飯です。-

作者新井さつ

魔物の餌である力が上質で膨大に溢れる望愛は、力を吸って生きる魔物、彗に助けられ、互いのために一緒に過ごすことに。しかし彗はことあるごとに食事だと襲ってきて…!?

この世界には、


人の力を吸って生きる魔物がいて、


私は幼い頃からその姿を見てきた。



「普通の人」には見えない魔物たち。



普通の人じゃない私は、


魔物が見えるだけでなく、


彼らの餌である力が


一般よりも遥かに溢れていた。



そんな、


格好の餌として生まれてしまった私だけど、


育ての親が作った封印で守られ、


あまり危ないこともなく生きてこられた。



これから先も、


普通の人と同じように


生きていけるのだと信じていた。




魔物+甘々×学園ラブ


「飯の時間だ。…さっさと食わせろ」