私立東田高校物語④ 【全完結】 番外編③アップしました。

同居生活最終日 /○○は勢いとタイミング



***


最近ヒカがおかしい。




向かいあって話したり

隣り合って話している時は普通なのに

俺が家事してる時にじーっと見られている視線を感じ

ヒカを見ると何事も無かったかのように視線を逸らす。






今日は俺がここにいる最後の夜だからと

ヒカに押し切られてヒカがご飯を作ってくれることになった。





顔色は良くなったけど

まだ大分細くて少しでも休んで欲しいのに。







アイロンを掛けていると視線を感じ

キッチンで料理をしているヒカをチラリと横目で見ると

俺をジッと見ているのに

顔を向けるといきなり鼻歌を歌い出し

さっきまでは俺の事なんて何も見ていない素振りで

料理を始める。






もしかして・・・




俺の気持ちがばれたのか?


それで、警戒してるとか?




いやいや、ヒカはビックリするくらいに鈍感だ。




華ちゃんが言うには


ヒカは可愛くて明るくて誰からも愛される存在だから、好意を向けられるのに慣れすぎているらしい。




だから、あからさまな行動をしたら別かもしれないけど、基本的には好意を向けても言葉にしない限りヒカは気付かないと。







俺もそう思っていた。

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