部室内レンアイ 番外編【完結】

番外編

「浅野くん、やっと新しい女子マネージャー、ひとり増えることになったよ。一年生!」


高校生活二年目突入の、四月上旬のことだった。

同じクラスで、俺が所属するサッカー部のマネージャー・渡瀬澪が、嬉しそうにそんな報告をしてきた。


「いや、新しい子って……。澪ちゃん、その子大丈夫?」


俺があからさまに嫌そうに表情を歪めると、澪ちゃんは口に手を当てて「ふふっ」と笑った。


「あ、「どうせまた俺のファンなんでしょ」って? もー、浅野くん自信持ちすぎ」


澪ちゃんはバシッと一発俺の背中を叩き、

「まー、しょうがないよね。今までの子を見てたら」

と、苦笑いをした。


「でも、今回は大丈夫。今年入部する男子の彼女だから。その子なら、浅野くんに騒いだりしないと思うよ」


澪ちゃんのそんな言葉に、自分の眉がピクッと寄ったのが分かった。

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