Bed*In〜身体から始まる恋〜【完結】

ー数ヶ月前。


優の部屋に上がり、いつも通り手を洗った際に横目に映ったバスタブに残っていた髪の毛に違和感を覚えた。


私の髪より短いが、優の髪より長い。

私の髪より明るいが、優の髪より暗い。


それに違和感を覚えたはずなのに、少し長めの優の髪だと自分に言い聞かせてティッシュでそれを片付けると、何事もなかったかのようにゴミ箱に捨てた。


大学に入ってから付き合い始めた優を信用していたし、私たちの間に蟠りなど何もなかったから、誰かの入り込む余地なんてないと思い込んでいたんだ。

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