Bed*In〜身体から始まる恋〜【完結】

(夏樹side)


舞は、安っぽい笑顔を振り撒くような女ではなかった。

大教室で初めて舞の姿を見つけた時、綺麗な顔立ちから放たれる空気に少し近寄り難さも感じた。


そんな舞の両隣に座る男女。

その二人の姿を視界に映す舞から溢れた笑みがあまりに柔らかくて、その瞬間、俺の中の舞への印象が変わった。


だから、何というわけではない。

名前も知らないその女に近付くつもりなどなかったし、自ら女に声を掛けるほど女に困ってもいなかった。

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