あなただけを愛したい【完】

Chapter5 /最低なこと

あのあと、お互いに無言のまま家まで送ってもらった。


ベッドで横になりながら……


さっきの出来事を思い出す。


冷静になってみれば、なんて態度をとっちゃったんだろうって思う。


話も聞かずに、逃げるように帰ってくるなんて……


最低なことしちゃった。




コンコンッ…



「入るよー」



そう言って、お姉ちゃんとやっちゃんが入ってきた。



「柑那、卒業おめでとう」


「ありがとう」


「ねぇねぇ、アルバム見せてよ!」



あたしとは正反対で、お姉ちゃんはテンション高めに言ってきたけれど……



「あ」



どうしよう……



「ん?どうしたの?」


「忘れてきちゃった」



慌てて帰ってきたから、航のアパートに卒業アルバムをおいてきちゃった。



「えーっ!どこに忘れたのよ?」

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